こんにちわ。この世の楽園、ビルメンの僕です
ビルメンといえば、日本を代表する楽な業種の代名詞です、実際の勤務ではどんな一日を過ごすかを紹介したいと思います。
- 日勤ビルメンの1日の過ごし方
- 宿直勤務ビルメンの1日の過ごし方
- 休日とか明けの過ごし方
現役ビルメンの僕がリアルに伝えますので、ビルメン業界に転職を考える方の参考になれば幸いです。
インターネットの記事では「スマホをいじってたら1日が終わった」、「明日もスマホをいじってるだけの仕事」と揶揄されています。
さすがに1日スマホいじって終わる仕事ではありません。
ビルメンだってきちんと仕事する時は仕事するんです。
いや、ちょっと振り返ってみたら仕事中の8割はスマホいじってました。
この世の天国、ビルメンという職業はどんな一日を過ごしているのでしょうか。
現場をいくつか経験して、オフィスビルに配属された現役ビルメンの僕が日々の過ごし方を解説します。
- 8:30 出社、夜勤者から引き継ぎを受ける
- 9:00 お茶。
- 9:30 日常点検に出発
- 11:30 点検終了、待機
- 12:00 交代で昼ごはん
- 13:00 防災センターでTVを観る、待機
- 14:00 テナントからドアが締まりづらいと連絡を受ける
ドアクローザーを調整し、CRCを噴いて対応 - 14:30 待機
- 16:00 管球交換
- 16:30 日報入力
- 17:30 日勤者は帰宅
- 18:00 夜勤者夕ご飯
- 22:00 待機〜交代で仮眠
- 5:00 ゴミ業者の立ち会い
- 8:30 引き継ぎして帰宅
1つずつ説明していきますね。
ビルメンは制服を着て仕事しますので、出社したら制服に着替えます。
- 8割が私服で通勤
- 2割がスーツで通勤
系列系ビルメンでもほとんどが私服通勤です。
現場によってはスーツで出勤を求められる場所もありますが、殆どの場合私服通勤でオッケーです。
私は仕事帰りにジムに行ったりするので、スポーツウェアとリュックサックで通勤しています。
楽な格好で行きましょう
8:30になったら業務開始です。
夜勤者からの引き継ぎを受けます
- 夜にレストランのドアが開きづらかったので直した
- 漏電トリップが発生した
- 本日の立ち入り業者の確認
- 各自作業の確認
こんな内容の引き継ぎを10分〜20分程度掛けて行います。
きちんと聞いておかないと時限爆弾化する案件もあるので、最初のうちは気合を入れて聞いておいたほうがいいですね。
系列系だと服装チェックも行いますので、安全のためにきちんとした格好をしましょう
引き継ぎが終わったらお茶タイムが始まります。
焦ってもしょうがないので、ゆっくりやりましょう。
特に夏場では水分補給がとても重要です。
機械室内は暑いので、点検に出発する前に塩飴と水筒に水を補給しています。
ゆっくりしたあとは日常点検に出発です。
設備点検のことです。
- 電気
- 空調
- 衛生
- 建築設備
- 残留塩素
上記をメンバーで分けて作業します。
その日の仕事は管理職が割り振ってくれるので、予定表を確認して各自の点検を行えばオッケーです。
水道や給水メーターを検針したり
電気盤の電流・電圧を確認したり
ポンプに異常がないかをマニュアル通りに確認します。慣れればとても簡単な作業です。
慣れてしまえば、ちょうどよい歩行距離の散歩のようなものです。天気の良い日の点検は気分が良い
しかし仕事に慣れるまでは、設備の場所も分からずに大変です。
とはいえ、マニュアルもあれば建築図面もあるので少しずつ慣れていけば大丈夫な世界です。
うちのビルでは点検は1時間半くらいで終わります。
終わったらお昼まで待機します。
仕事熱心な人はこの時間を利用して日報を書いたりします。
私は日報を夕方にまとめて書く派なので、あせらずゆっくりお茶しながらお昼休憩を待ちます。
趣味の将棋の定石を研究したり、同僚と雑談して過ごします。
待ちに待ったお昼タイムです。
- コンビニでお弁当を買う人
- テナントでお昼を食べる人
- お弁当を持参する人
各自の生活スタイルによって違います。節約上手な独身者や既婚者は弁当を持ってくる人が多い印象ですね。
現場によっては社食が激安で食べれる場合もあるので、お金が節約できます。
ビルメンは宿直勤務があるので、簡易ベッドが用意されています。
早くご飯を食べ終わった人は簡易ベッドで昼寝をします。
30分横になって寝ると疲れが取れるので、私は昼休みにベッドで寝る派です。寝ておくと昼からの勤務がとても楽に感じます。
私の務めるビルではお昼休みが終わったら待機時間の始まりです。
待機して依頼を待つのはビルメンの仕事のうちですので、ゆっくりと待機して連絡を待ちます。
この間に資格勉強をする人も多くいます。
しかし流されてしまうのが人間というもの。。私はテレビをダラダラ観て過ごしていますね。
ようやく依頼対応が来ました。
ドアが閉まりづらい場合、丁番を増し締めしたりドアクローザーを調整してやれば直ります。作業時間は5分ですね。
なんとなくそれっぽさを出すためにCRCを吹きかけたりすると、仕事してる感が出るのでオススメです。
作業が終わったらテナントに完了報告と説明をします。
きちんとした説明をするには、モノの仕組みを理解しなければいけないので建築設備はしっかり覚えておくのをオススメします。
再度の待機時間です。
基本的に建築物なんてぶっ壊れることは少ないので、ビルメンが出ていく機会なんてあまりないです。
余った時間を有効利用して、資格の勉強をするのがオススメです。
資格の数は給料に直結するので、将来を見据えて勉強をしましょう。
しかし、私は流されてしまいテレビをダラダラ(略
球切れ対応と呼ばれる業務の発生です。
- 要は蛍光灯の交換です
脚立と蛍光灯を持って現場にて作業します。
- 机の上にホコリが落ちないよう養生したり
- 脚立から落ちないように慎重に作業したり
正直、最初のうちは脚立作業が大変に感じます。3ヶ月もやれば慣れますけどね。
脚立からの落下や転倒はビルメン業界で1番多い労災事故ですので気をつけて作業しましょう。
オーナーに作業報告をするためにビルメンは日報を入力することを求めれます。
現場によってはパソコンでエクセルに入力する必要がありますので、最低限のパソコンをいじるスキルが必要です。
とはいえ、そんなに難しい作業でもありません。テンプレを編集して入力するだけの作業です。
現場によっては紙で提出する場合もありますので、丁寧に書いておきましょう。
- 空調機点検 完了
- 3階テナント ドア閉まり悪い、ドアクローザー調整
- 5階テナント 管球交換×1
こんなことを箇条書きで書けばオッケーですね
日勤者は定時で帰ります。
人によっては残業をしたりしますが、ほとんどのビルメンは定時上がりが好きなのですぐに帰ります。
残業がなく時間を持て余しているので、同僚と飲みに行ったりスポーツジムに通う人もいます。
趣味人が多いという印象ですね。私は最近は同僚とPS4でオンライン対戦にハマっています。
ここまでが日勤者の勤務です。宿直勤務の場合はこれから先の天国時間が待っています。
日勤者が帰ってしまったので、なにかあったら夜勤者で対応しなきゃいけない時間帯です。
しかし、人のいなくなったオフィスビルで夜にトラブルが発生することってほとんどありません。
オフィスビルでは人が帰ってしまえばトラブルは発生しづらいのでひたすら待機です。
勉強をしたり、スマホゲーをしたりして過ごします。
夜の待機時間は私の1番好きな時間帯ですね。
誰もいないオフィスビルの屋上から観る夜景がきれいなので散歩がてら夜景を観に行きます。
仮眠は交代で5〜6時間程度です。シャワーを浴びて仮眠します。
どこでも寝れる体質の人はいいけど、神経質な人だと最初あまり眠れません。
私も最初の頃は耳栓と目隠しを常備していました。まあ、すぐ慣れて眠れるようになりましたね。何事も慣れです
ゴミ業者の立ち会いに出ます。
業者とは馴染みになるので、軽く挨拶しつつ作業に立ち会います。
ついでにビルの周りを一周して異常がないかを確認しますね。
鬼のように長く感じる引き継ぎの時間です。夜勤明けなのでこの時間は2時間くらいに感じます
日報を見ながら日勤者に業務の引き継ぎを行います。
明け→公休のサイクルで、次に出社するのは2日後なのでしっかりと引き継ぎを行わないと時限爆弾となります。
はい、お疲れさまでした。
明け休みはもう何しても自由です。
サラリーマンが出勤する中、宿直明けのビルメンは帰宅します。
この開放感がホント最高なんですよね。今日と明日は自分の時間だ!と思える素晴らしい時間です。
体力のある人は開け休みを使って遊びに行けますね。私は寝ますがw
- 海釣りに行ったり
- 朝から飲みに行ったり
- 24時間のジムに行ったり
- 明け休みで山に登りに行ったり
- 不動産投資の物件を見に行ったり
- こっそり副業するのも宿直明けが多いです
元気な人の体力はすごいなと思いながら私は帰ってゲームして寝ます。寝るのが好きだから